会話#021+「消失」 - 1/4

※この話は(1)#021(2)#022(3)#023(4)#025のまとめです。
#イレイザーさん視点


#021

#F2ndのDIVAルームイベントのあれ

ホットプレートが机の上に置いてある。
ちょうど、卵があるから、
目玉焼きを焼こうと思う。

僕は加熱したホットプレートに油を敷いて、
卵を割り落とした。

いい感じに焼けてきたようだ。
へらを使って、これをひっくり返して軽く焼けば……

ひっくり……返して……!

僕が気合を込めて、焼けてきた卵を宙に浮かせると、
そこにはいい感じの焦げ目のついた卵が、

卵が。

ない。

「?」

さっき僕の視界より上に行ったはずだ。
僕は天井を見上げた。
そして、ホットプレートの上をもう一度見た。
周りも見回す。……ない。

……どこいったんだよおおおおお!!

「あれ? イレイザーくん?」
僕が肩を落としていると、
トリッカーくんが声をかけてきた。