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森の奥に立つ塔、そこには一人の魔女が暮らしているという。その魔女はいつも、一羽の黒い鳥を連れていて、その鳥と何かを話しているらしい。おそらく、その鳥は魔女の使い魔だろう。
魔女は塔から出ることはない。稀に、塔に出入りする鳥が見られることがあるぐらいだ。その鳥以外、塔とその外を繋ぐものはない。
塔のある森は広く、街に住む人々はその森に入ることはないし、塔の存在もさほど気にかけてはいないようだ。魔女がこれまで、森の外に対して何かをしたということがないからであろう。
塔、そして魔女。謎に包まれた存在、というよりも、誰も認識していないような存在といえる。