世界の修復者と私のボイストレーナー【番外編(1)~(5) 設定集】

番外編(1)~(5)に関しての単語の説明です。本編で説明した単語および登場人物に関して補足してあります。
「詳細」をクリックした先では本編の内容に触れているものがあるため、大きなネタバレが含まれる可能性が高いです。本編未読の場合はご注意ください。
番外編の内容にはそこまで触れていません(ネタバレというほどではない)。

〈れな〉

リンたちが端末にインストールしているアプリケーション、ボイストレーニングプログラムの愛称。アルファベット表記では「LENA」。

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インストールが終わった後、初期質問があり、その回答を解析し、システムの構築が行われる。回答時は音声認識される。
デザインや、使用できる機能などは、利用者に合わせて選ばれたり、生成されたりする。
たまに「改善アンケート」が行われるので、万が一機能などに不満があれば、そのアンケートで要望を伝えればよい。

欠黒象

空間を欠損させる現象。黒い四角形がいくつも増えていき、そこにあるものが消えてしまう。読み方は「けっこくしょう」らしい。これを消せるのは「修復者」と呼ばれる人だけ。

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本編終了時には、なかったことになっている。リンの〈れな〉が構築したパーソナルシステムの更新二つのうち、片方によるもの。レンが作り出していた。
リンをやる気にさせるために作っていただけなら、本来は世界に影響を及ぼさないものだったかもしれないが……。

修復者

欠黒象を消せる能力がある人のこと。歌声で消すことができる。この話ではミクとリンが該当する。

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こちらも「欠黒象」同様、本編終了時点ではなかったことになっている。リンの〈れな〉のパーソナルシステムの更新のうち片方により、リンは修復者ということになっている。
ミクが修復者だったのは、リンに〈れな〉を紹介したのがミクだったこと、リンにとってあこがれの先輩だったこと、あとはミクの〈れな〉の自動生成プログラムの相談があったことが理由。
レンが修復者でなかったのは、当然欠黒象を作っていた本人だったから。

端末

アプリケーションを使ったり、メッセージのやり取り、電話などができる。つまりスマートフォン。

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今のところ話に出てくるアプリケーションだと〈れな〉以外は、音楽再生用のアプリケーションがあると思われる。
あと、リンは漫画アプリを使っているようである。

リン

(鏡音リン)駆け出しのアイドル。元気な声が売り。人と歌を歌うのがとても好き。

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歌は好きなのだが、練習が好きではなく、割とめんどくさがっていた。でも、アイドルとしてデビューしてから、なんとなく「頑張らなければいけない」とは思っていた。そんな折に、事務所の先輩であるミクに〈れな〉をすすめられた。
大活躍しているアイドルで、しかも憧れであるミクのすすめを無視するなんてありえないので、ちゃんとインストールはしたものの、初期質問においては馬鹿正直に「練習はめんどくさい」なんて答えてしまい、〈れな〉は通常のシステム構築ではいけないと思ったのか、かなり変わったパーソナルシステムを構築してしまった。
本編の一件が終わってレンの正体を知った以降も、レンの復活を願ったのが「2度目の初期質問に対する回答」で、質問に対する回答に関しては記憶を消すことができないという制約により、リンは欠黒象などの記憶を全く失っていない状態になっている。

レン

(鏡音レン)リンと同じく駆け出しのアイドル。正確な歌唱に定評がある。歌の練習に熱心。

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歌自体というより、歌の練習が好き。……なのは、〈れな〉の自動生成プログラムだからである。かなり真面目である。
娯楽にあまり興味が持てない……というか、歌の練習以外のことがよく分からない。本人は「自分には必要のないことだから」とよく言う。屋台で食べたいものを言えなかったりするなど、「何かを選ぶ」というようなことが苦手。
リンが〈れな〉の初期質問に答えた際に、好きな漫画の話を聞かれているが、その漫画を参考に性格・感情などが構築されている。リンが答えた漫画はバトルもので、明るい主人公とクールなライバル……が出てくる。そのため、それを参考にして、レンは「ライバル」として存在するということになった。ちなみに双子になったのは、外見などの構築において参照するのをリンにしたからである。
システムの再構築時には欠黒象に関する更新をなかったことにしているのだが、レンを復活させる際にはバックアップをもとに復元している。バックアップにはすでにバグがある状態だったので、そのバグの部分を記憶に置き換えるとともに、同じバグを起こさないための枷としている。そのため、バックアップ後にリンが見ていた部分も含めて、再構築前の自身の行動の記憶がある。

ミク

(初音ミク)大活躍しているアイドル。リンと同じ事務所の先輩。

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とにかくポジティブ思考で、人を大袈裟にほめる。
仕事がたくさんある分、やはり疲れるので、〈れな〉には癒しモードとして、キャラクターのねこと「あそぶ」という機能がついている。
リンはとても大事な後輩なのだが、あまり仲良くなれていない気がしていた。そのため、ねこと「あそぶ」の時に、ねこに「リンともっと仲良くなりたいなぁ」「どうしたら仲良くなれるかなぁ」などと、たびたび話しかけていた。
その結果、リンの〈れな〉のシステム構築時、情報共有されて「修復者」になってしまった。
レンは周辺の人の記憶を最低限書き換えていたが、ミクの場合は修復者でもあるので、そこそこ記憶を書き換えられていた。
しかし、リンとは違ってほとんど会わなかったため、レンからの影響が少なく、記憶の不整合のようなものが起きていた。欠黒象の存在理由を疑ったのもそれによるもの。
本編の一件以降は欠黒象のことも修復者のことも忘れている。妙に鮮明な夢としては覚えているが、実際の体験とはところどころ変わっている。

ごむまり

ミクの〈れな〉に表示されているまるいねこのキャラクター。よく跳ねる。

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「ごむまり」という名前は、レンが勝手に呼んでいるだけ。レンいわく「ゴムでできたボールみたいだから。よく跳ねるから」らしい。リンも「ごむまり」と呼んでいる。
ミクからは「ネギ」という名前を付けられている。自分の大好物の名前をつけた。しかし、人前では言わない。
ミクは「ただ表示されているだけの癒しのキャラクター」だと思っているが、ごむまり自体は〈れな〉の自動生成プログラムであり、リンにとってのレンと同じようなもの。……といっても、ごむまりは別にボイストレーニングはしないし、ミクの様子をたまに観察している程度の存在。
ミクが修復者になったのは、ごむまりがミクの悩みをリンの〈れな〉の方に伝えたからなので、レンとごむまりはたまに通話をして情報共有をしていた。